弘前さくらまつりの応援キャラクター「桜ミク」と津軽地方の伝統工芸「こぎん刺し」柄のコラボ商品が4月11日、発表された。
桜ミクは弘前さくらまつりとコラボした女性バーチャル・シンガーで公式応援キャラクターとして2019(平成31)年から4年連続で就任している。地元企業とのイラストを使った商品は毎年発表しており、昨年は弘前に200年以上伝わる伝統工芸品「鳩笛」とコラボした。
今年コラボした「こぎん刺し」は津軽地方の伝統的な刺しゅう方法で、仕事着の強度補強や防寒対策の一環として生まれた。近年は雑貨や小物などのファッションとして注目が集まり、中でも幾何学模様「モドコ」がデザインとして使われる商品も増えている。
商品化したトートバッグとTシャツは、それぞれ「こぎん刺し」のモドコ模様に「39(ミク)」をあしらったデザインを表面に、裏面には2022年の「弘前さくらまつり」公式ビジュアルを使う。色とイラストの組み合わせでトートバッグは3種とTシャツは4種。
デザインを担当した山端家昌さんは「kogin.net」主宰するグラフィックデザイナー。「星野リゾート」にこぎん模様の客室を作ったり、こぎんデザインの商品を販売したりする。山端さんは「ミクの『3』と『9』に、オリジナルの桜のこぎん模様で桜ミクを表し、伝統模様である『花コ』をつなげた流れ模様で囲んだ。弘前城の満開の桜をこぎん刺し模様で表現した」と笑顔を見せる。
価格はトートバッグ=4,000円、Tシャツ=5,500円。4月20日より弘前市内7店舗で販売し、5月9日~5月30日に「キャラアニ.com」で受注販売を行う。