弘前に12月17日、「松屋 弘前高田店」(弘前市高田、TEL 0172-55-9120)がオープンし、いち早く「牛めし」を味わおうとする人たちの行列ができた。
松屋は、「牛めし」を中心に定食や牛丼以外のメニューも提供する牛丼チェーン。同店はとんかつ店「松のや」併設の複合型店舗で、青森県初出店となる。
日本気象協会発表によると、弘前の同日8時の気温は5度で、小雨の降る天候だった。開店時間は10時だったが、30人以上の行列ができたため、開店を10分早めて入店させた。
行列の先頭だった弘前大学生でツイッターアカウント「水(みくまり)分」さんは、同人誌「弘前に松屋を勝手に呼ぶ本」を出版するほどの松屋ファン。埼玉出身で高校時代から松屋好きとなったが、弘前に住み始めて青森県に松屋がないことに消沈。岩手・盛岡にある松屋まで通う日が続いたという。
注文したのは「創業ビーフカレー」(490円)、「牛めし(ミニ)」(330円)、「ロースかつ単品」(350円)の3点。完食した「水(みくまり)分」さんは「弘前で牛めしを食べられる日が来るとは思いもしなかった。ようやく実感できるようになった。感無量です」と笑顔を見せる。
ネットでは「弘前の皆さん、松屋の開店おめでとうございます」といった祝福や「スタバのときもセブンのときも並んでたよなあ」と大手チェーンの初出店を思い出す声のほか、「(今後は)遠征せずに松屋食べれるのはありがたいですねぇー」(以上、原文ママ)といった喜びの反応があった。