青森のダンス&ボーカルユニット「RINGOMUSUME(りんご娘)」が9月22日、弘前市民会館(弘前市下白銀町)でオンラインライブ「RINGOMUSUME 20th+1ANNIVERSARY LIVE ~りんごの木~」を開催した。
りんご娘は2000(平成12)年に弘前のご当地アイドルとして結成。メンバーはリンゴの品種名で、現在はリーダーの王林さん(7期生)、ときさん(6期生)、ジョナゴールドさん(8期生)、彩香さん(8期生)の4人で構成する。昨年結成20周年を迎え全国20カ所を巡るアニバーサリーツアーを予定していたが、新型コロナウイルスの影響で全て中止となっていた。弘前市民会館は同ツアーの最終会場。
当初、有客でのライブを予定していたが、9月より弘前市民会館を含む青森県内の公共施設が感染対策のため休館となってしまい、オンラインのみでの開催となった。りんご娘にとって会場でのワンマンライブは1年ぶり。
ライブは20年の歴史を振り返るようなセットリストで全17曲。メンバーの意向も大きかったという。デビュー曲「LOVE & SOLDIER」から始まり、「焼きりんご」や「A.D.D」といった初期の楽曲を披露したほか、7月にリリースした「Eternity」の収録曲や最後は「FOURs」で飾った。
国内外から視聴があり、ライブ中に視聴者のコメントや反応を紹介する場面があった。視聴者の中には新潟のご当地アイドル「Negicco」がいて、視聴していることをツイッターで発信。りんご娘とは先代からの交流があり、昨年は主催イベント「NEGi FES 2020 ONLINE」で共演した。
ライブを終えた彩香さんは「こうしてライブを楽しむことができたことは感無量」と話す。ジョナゴールドさんは「21年という受け継がられてきたものを改めて実感できるライブとなった」と満足した表情を見せる。ときさんは「ライブ途中で全身がつり始めたが、意地で最後までやり通した」と話す。
王林さんは人生の半分以上をリンゴミュージックに在籍していることを振り返り、「今の私たちがあるのはスタッフや裏方さんに支えがあったから」と涙ながらに感謝を述べ、「100年先も続くようなりんご娘でありたい」と締めた。
ライブの録画映像は10月3日まで、「ZAIKO」で視聴できる。視聴料=3,000円。