盆の入りとなった8月13日、弘前市内各地で人出や車の渋滞があった。
33もの同一宗派の寺院が集まる禅林街では毎年、墓参り客でにぎわう。今年も早朝から渋滞する車の列が発生。線香や花などの供物を持つ墓参り客の姿が多く見られた。
弘前市内から墓参りに訪れた40代男性は「渋滞は風物詩。今年は例年に比べると県外ナンバーが少ないのでは」と話す。
弘前駅前にある「虹のマート」は鮮魚や惣菜などが並ぶ食品市場。毎年、盆の時期には特売品などを販売する朝市を開催し、家族の集まりに必要となるオードブルなどを求める買い物客でにぎわう。
虹のマートを運営する「生き活き市場」の浜田大豊さんは「お盆は書き入れ時だが、例年に比べると今年の集客は半数以下。買い物は少人数で来たり、帰省客はいるようだが、自粛していたりするのでは」と話す。