弘前駅前の複合施設「ヒロロ」2階にドライフルーツとアルコール専門店「LIFE STOCK LABEL(ライフストックレーベル)」(TEL 0172-33-8282)が3月20日、オープンした。
4階フードコートにあったソフトクリーム専門店「ハニカムクレビー」が移転し、ドライフルーツの製造工場併設のテークアウト専門店となった。「生活の一部になるような意味を込めた店名で、当社のワインやクラフトハードサイダーが飲めるほか、発信もできるような店舗にした」と店長の十文字清花さん。
運営する「GARUTSU(ガルツ)」は西目屋村の「白神ワイナリー」や代官町に醸造所を持つワインやシードルを作るメーカー。ハチミツをかけて食べるソフトクリームが人気の「ビファーボ」も運営する。十文字さんによると、「ハニカムクレビー」はコロナ禍で売り上げが減少したため、新しい商品開発を考える必要があった中、ドライフルーツのアイデアが生まれたという。
「ドライフルーツは持ち帰り需要に対応できるだけでなく、ギフトやお酒のおつまみにも最適」と十文字さん。開発には試行錯誤し、保存料や酸化防止剤は使わず、素材の酸味や食味を生かし、乾燥時間や温度調整に何度も挑戦した。現在提供する7種は「どれも自信作」と笑顔を見せる。
店内ではソフトクリーム(380円)やストレートティー、ホットコーヒー(以上250円)を提供するイートインスペースを設ける。ガルツで作る4種のクラフトハードサイダー(各660円)やワインブランド「カムリ」シリーズのグラスワイン(580円)なども提供するが、アルコール類のテークアウトは現在のところ不可。
ドライフルーツはストロベリー(20グラム=800円)、キウイ、パイナップル(以上、30グラム=500円)のほか、県産リンゴを使ったアップル(30グラム=300円)など。ドライフルーツをトッピングしたTEAソフトクリーム(420円)やフルーツティー(330円)、フルーツティーソーダ(400円)も用意する。十文字さんは「ドライフルーツのさまざまな食べ方を提案するだけでなく、試してみたい人にもお薦めしたい」と話す。
オープンして1週間がたち、ドライフルーツをイートインした立ち飲み客がテークアウトもすることが多く、うれしいと話す十文字さん。「県産の果物を使ったドライフルーツは現在、リンゴだけだが、今後は地産の果物や季節限定のドライフルーツも製造していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は12時~18時。定休日はヒロロに準ずる。