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弘前で成人式 マスク着用などコロナ対策徹底

マスクを着用して成人式に出席した新成人たち

マスクを着用して成人式に出席した新成人たち

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 青森県武道館(弘前市豊田)で3月21日、「令和2年度成人式」が開催された。

再会を喜び合い、マスクをつけながら写真を撮り合う新成人たち

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 弘前市が主催する成人式は毎年、弘前市民会館(下白銀町)で行われていたが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から三密回避のため、会場を変更した。当初は例年通り1月に、市内のホテルなどを使い3カ所に分散して開催する予定だったが、弘前エリアにおけるクラスターの発生などを考慮し、3月の延期となった。

 今年度の新成人は2000(平成12)年4月2日~2001(平成13)年4月1日生まれが対象で、男性847人、女性808人で合計1655人だったが、成人式に出席したのは872人となった。

 会場では入場の際に、検温や消毒を徹底し、連絡先などを記入させたほか、スタッフ含む来場者全員がマスクを着用する例年にはない光景が見られた。式典では櫻田宏弘前市長の式辞から始まり、弘前市民憲章は黙読するといった感染症対策を徹底した内容となった。

 新成人代表による宣誓では、弘前大学の木村壱星さんと福舘日奈子さんが登壇。コロナ禍での開催に感謝を述べ、友人たちの再会を喜び、成人としての覚悟を持ち地域社会に貢献していくといった抱負を語った。

 新成人の久保田柊真さんは「コロナで飲み会などはなくこの後は帰るが、いつかコロナが終息したら、みんなと酒を飲みながらこんな成人式だったよねと振り返りたい」と笑顔を見せる。

 津軽エリアでは弘前市のほか、黒石市が同日に成人式を開催。平川市と五所川原市、板柳町、鯵ヶ沢町は8月に延期し、つがる市、藤崎町、鶴田町、大鰐町、深浦町は中止を発表している。

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