弘前で学生主催のキャリアデザインイベント-モニュメント「どこにでもいけるドア」制作も

主催する学生団体「Hiromaru」。ミチシルベには「道を知るべ」という津軽弁の意味もある

主催する学生団体「Hiromaru」。ミチシルベには「道を知るべ」という津軽弁の意味もある

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 弘前大学(弘前市文京町)で11月21・22日に、キャリアデザインイベント「ミチシルベ」が開催される。主催は学生団体「Hiromaru」。

「どこにでもいけるドア」に将来の夢などを書き込む見物客

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 「学生の視点から同市に魅力を発信したい」と3年前に立ち上げ、フリーペーパー「【h】」を定期的に制作する同団体。就職活動の際に東京まで就職セミナーなどに通ったという同大教育学部4年で同紙2代目編集長の加藤萌恵さんは、就職活動を終え、「東京まで足を運ばなくても弘前で就活イベントがあればと考えたのがきっかけ」と話す。

 同イベントは3部構成となる。11月21日に行う1部では講演会を行う。講師はそれぞれ、品川経済新聞/和歌山経済新聞編集長でフリーペーパーR25の編集にも携わった「ノオト」社長の宮脇淳さん、41カ国を回り、MUJIキャラバンとして47都道府県を巡った「くらしさ」社長の長谷川浩史さん、東京ナイロンガールズ編集長でカナダ観光局公認「オーロラ王国ブロガー観光大使」に任命された経歴を持つ「yours-store」社長のヤナギユウさん。

 3人の人選について加藤さんは「自分のしたいことを仕事にしている人や地域に強く関わりがある人を選んだ」と話す。「やりたいことを形にしたり、『半農半Xライフ』といった自給農の生活を目指したり、地域おこしなどの地域活動を行ったりしている3人のお話を聞けるのは自分自身も楽しみ」とも。

 講演会の後は第2部として、かだれ横丁(百石町)で講師たちと一緒に食事を交えた座談会を企画。11月22日はカフェハウル(土手町)で10年後を考えるワークショップを行う。加藤さんは「学生だけじゃなく、すでに社会人として働いている方にも、自分を見つめなおす機会になってほしい」と参加を呼び掛ける。

 同イベントの告知を行うに当たり、「どこにでもいけるドア」というモニュメントを制作。同大の学祭に展示し、見物客に将来の夢や自分の未来などを扉に書いてもらったという。同モニュメントはチラシやポスターなどにも使われている。

 開催時間は1部=17時~19時45分、2部=20時30分~22時30分、3部=9時30分~12時。参加費は1部=無料、2部=3,000円、3部=1,000円。要事前申し込み。

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