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弘前の老舗旅館が「風前の灯火」プラン 青森県民向けに

プランの告知に使った雪だるまと温泉

プランの告知に使った雪だるまと温泉

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 弘前の老舗温泉旅館「山のホテル」(弘前市常盤野字湯ノ沢、TEL 0172-83-2329)が1月15日、「風前の灯火(ともしび)プラン」の販売を開始した。

キャンセルとなった予約通知書の束

 「GO TOキャンセルに負けない!」と銘打ち、1月の期間限定で青森県民向けに1万4,000円以上する宿泊価格を「赤字覚悟」と8,000円にした。8代目社長の長女・赤石香織さんは「Go Toの割引分を当社で負担するようなキャンペーン」と話す。

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 赤石さんを中心に新しい挑戦に取り組んでいる同ホテル。昨年はコロナ禍で宿泊客が見込めず、クラウドファンディングで運営資金を調達したり、ユーチューブによる生配信を始めたりし、ファンづくりやプロモーションに力を入れている。

 赤石さんによると、昨秋の売り上げは「Go Toキャンペーン」の効果もあり好転していたが、12月28日にキャンペーンが一時停止となり、今月8日から緊急事態宣言が行われると、県外からの予約客はほぼキャンセル。2月以降の宿泊予約は白紙で、見通しが立たなくなっている。

 「風前の灯火」と題し、同日にツイッターで発信したところ、1500以上のリツイート、900以上のいいねが寄せられた。赤石さんは「応援してくれる人がいることがうれしい。プラン名にインパクトがあったからだと思うが、当社の実情はまさに伝えている」と話す。

 予約は電話のみ。問い合わせや予約はすでにあるという。「『風前の灯火』とプラン名を苦笑しながら伝えるお客さまがいて、少し明るい気持ちになった」と笑顔を見せる。「空室がたくさんなので密にもなりません」とも。

 県外からの問い合わせもあり、ありがたいと話す赤石さん。「今は要望に応えられないが、コロナが落ち着いた時には、ぜひ来ていただけるようにお待ちしたい。『山のホテル』の名前を覚えてもらえるような明るい話題を次は提供できれば」と話す。

 宿泊料金は1泊2食、1人=8,000円、小学生以下は5,500円。

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