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津軽エリアにある「鳥居の鬼コ」が豆大福に 「ご利益ある商品化」

全9種類ある工藤パンの「豆大福(鳥居の鬼コ)」

全9種類ある工藤パンの「豆大福(鳥居の鬼コ)」

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 青森の製パン会社「工藤パン」(青森市、TEL 017-776-1111)が12月28日、「古津軽(こつがる)の鬼伝説」をイメージした新商品「豆大福(鳥居の鬼コ)」を発売した。

津軽エリアには鳥居の上に鬼の像が座っている

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 工藤パンは看板商品「イギリストースト」「チョコレイ」などで知られるが、食パンや菓子パン以外にも、和菓子や弁当などの製造販売し、青森県内を中心に展開している。「豆大福(鳥居の鬼コ)」はロングセラー商品「豆大福」に「鳥居の鬼コ」の写真をパッケージにした商品。

 「鳥居の鬼コ」とは津軽エリアにある鬼の像で、天災や疫病を払う存在として神社の鳥居に座らせている。津軽エリアには「鬼コ(津軽弁では名詞に「コ」を付けて親しみを込める)」は、約40体いるとされている。

 中南県民局では2019(平成31)年度から、観光コンテンツ「古津軽」を立ち上げ、ブランド化を目指し、「鳥居の鬼コ」はその一つとして、コレクションカードを発行したり地元アイドルにテーマ曲を依頼したりし、情報発信に力を入れている。

 工藤パンの那須尚幸さんは「津軽エリアの鬼は『いい鬼』として、節分には豆まきをしない地域もある。当社で販売していた豆大福を食べることで、ご利益があるような商品にしたかった」と話す。

 パッケージは全9種類。パッケージはシールとなっており、台紙からはがしてコレクションできるタイプになっているという。選ばれた9種類は弘前と平川エリアにある「鬼コ」で、津軽エリアで最初に作られたとされる「撫牛子(ないじょうし)八幡宮(はちまんぐう)」の緑の「鬼コ」や、赤ふんどしの青鬼が特徴の「三社神社」(平川市日沼)の「鬼コ」などが選ばれている。

 那須さんは「家族で好きな鬼コを選んで楽しんでほしい」と話す。

 価格は119円。販売場所は青森県内のデイリーヤマザキ、スーパー、ドラッグストア、工藤パン取扱店など。

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