エメラルドグリーン色の湯で知られる「新屋(あらや)温泉」(平川市新屋平野)で10月10日、温泉施設の特別撮影会が開催される。
主催する「青森の湯っこ協会」代表の沓掛麻里子さんによると、通常は撮影禁止の温泉施設だが、特別に営業終了後に撮影できる時間を設けたという。
創業1987(昭和62)年の公衆浴場。湯の色は源泉掛け流しで入れ替えた午前中は透明という。沓掛さんは「温泉は生き物で、朝に行っても緑でないこともある。その日その時により色が変わる。当日は温泉の主人との質疑応答時間も設ける」と話す。
青森の湯っこ協会としては2回目の主催イベントとなる。1回目は、風間浦・下風呂の共同浴場で撮影会を10月4日に行った。沓掛さんは「青森は源泉の数や湧出量が全国指折りの県で、下北、南部、津軽と3つのエリアで特色豊かな温泉がある。今後はそれぞれのエリアでイベントを開催していきたい」と意欲を見せる。
10月10日の銭湯の日に合わせて開催する同イベント。新型コロナウイルス感染症対策として、参加は青森県内在住者限定。検温の実施とマスク着用を徹底し、浴室は換気する。
沓掛さんは「一般的に温泉は撮影不可だが、その魅力を一番分かりやすく伝えるのは写真。新屋温泉はひと目見ただけで行きたくなるような温泉で、ぜひ皆さまの力で発信して、青森の温泉のすばらしさを知ってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は21時~21時45分。参加無料。申し込みはメールとフェイスブックページで受け付ける。締め切りは10月10日12時。