青森・平川にあるオープン・ガーデンカフェ「Garden大きなくりの木の下で」(平川市町居、TEL 0172-88-5529)で現在、コスモスとダリアが見頃を迎えている。
約2000坪の園内は、花鳥風月をテーマとした4つのガーデンに分かれている。園内にはテラス席やベンチに腰掛けてドリンクが飲めるスポットが20カ所あり、季節に合わせた花を眺めることができる。現在見頃となっているのは、コスモスとダリアが咲く「風のガーデン」。すでに花を咲かし始めている。
店主の大澤浩明さんによると、20年前に夫婦二人で趣味としてガーデニングを始めたことがきっかけだったという。2013(平成25)年には、広くなりすぎたオープンガーデンの維持費を賄うため寄付という形で入場料を徴収し庭を一般に解放した。大澤さんは「自分たちだけではなく、たくさんの人に花を見ながらゆっくりとした空間・時間を過ごしてほしかった」と話す。
口コミで評判が広まり、最近ではSNSやブログでの情報を見て訪れる若者も増えている。昨年には、大澤さんの退職を機に事業化した。「県外から訪れる人や、こんな所があるとは初めて知ったと話す地元客を見ると、地域経済に少しは貢献しているのでは」と笑顔を見せる。
入園料は中学生以上=500円(ドリンク付き)、小学生以下は無料でオレンジジュースを提供する。ドリンクは、コーヒー(アイス・ホット)、ピーチローズヒップティー(アイス・ホット)、自家製リンゴジュースなどを用意。自家製リンゴジュースは、園内に隣接するリンゴ農園で採れたリンゴを使った手作りとなる。
現在は新型コロナウイルスの対策も行いながら営業。マスクの着用やドリンクは席に運ぶ形式でなく、テークアウト方式にした。支払いに料金箱を設置する。大澤さんは「コロナ禍だからこそ、花や緑を見ることで、笑顔になったり、元気になったりしてほしい」と話す。
開園時間は10時~16時。コスモス・ダリアシーズン開園日程は、9月10日~27日、10月1日~4日、10月8日~11日、10月15日~18日予定。