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青森・平川にクライミングジム「スパロウズ」 高さ10メートルの壁や未就学用壁も

スパロウズクライムジム店内

スパロウズクライムジム店内

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 弘南鉄道「平賀駅」近くに9月6日、「スパロウズ クライミングジム」(平川市本町、TEL 0172-88-9257)がオープンする。

高さ10メートルの壁を設置したルートエリア

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 昭和30年代に建てられたというリンゴ倉庫を改修した同店。店主の長尾忍さんは平川在住の建築士。4年前に自身の娘と一緒にボルダリングを始めたことをきっかけにオープンした。長尾さんの次女で現在小学6年生の怜美(れみ)さんは、小学4年の時にリードクライミング競技の全国大会で2位になった実績を持つ。

 店内面積は200平方メートル。高さ4.5メートルの壁があるボルダリングエリアと最大10メートルの高さのリード壁があるルートエリアに分かれる。改修は長尾さんの本業を生かし、自らで行った。ルートエリアの天井を高くし、リンゴ倉庫の扉は入り口としてそのまま残した。壁にあった落書きも残し、断熱材はそのまま使った。

 長尾さんは「もともとは娘の練習場所としても使えるジムを作ろうと物件を探していたところ、偶然見つけたのが同リンゴ倉庫。利用する人がいなければ解体予定だった」と話す。「自分で設計図を引き、施工したため、『一人でやったの?』と驚かれることがある」と笑顔を見せる。

 ホールド設置は県外から4人のセッターに依頼した。「全国大会の会場も作るような方々に依頼した」と長尾さん。未就学児専用の壁も用意し、バスケットボールのゴールリンクも設置した。未就学児用の壁作成は怜美さんも手伝ったという。

 利用料金は、一般=1,800円、学生=1,600円、中・高校生=1,100円、小学生以下=900円(以上、終日)。このほか、2時間までは一般=1,500円、デイタイム(14時~16時)とナイトタイム(21時~23時)は一般=1,250円。以上、要会員登録制(登録料=1,200円、年会費なし)。会員登録不要の体験利用コース=2,550円(シューズ、チョークレンタル料含む)も用意。レンタル料金は、シューズ(300円)、チョーク(100円)など。親子割引や保護者の付き添いは無料とする。

 ボルダリング経験者を対象にプレオープンを2日間設けたところ、2日続けて通った人もいたという。長尾さんは「青森では2025年に国体が開催され、五輪競技にもなっているボルダリングに注目が集まっているが、競技人口が少なく、練習場所も少ない。今後はスクールなどを開く予定。地元の子どもたちが興味を持ち楽しめる場所を作っていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、平日=14時~23時、土曜・日曜・祝日=10時~21時。火曜定休。

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