メンバー全員が子どものパフォーマンスユニット「DREAMER」が、ダンス舞台「ピノキオ」を11月1日より青森県内4カ所で巡演する。主催はひろさき芸術舞踏実行委員会。
「DREAMER3期生」たちの練習の様子。練習は基本的に弘前で行うため、青森市から通う子どももいるという
「弘前には子どもたちがステージに立てる機会が少ない」という思いから、次世代のダンサーやパフォーマーを輩出するために始まった同事業は今年で3年目。1年目の舞台は「マッチ売りの少女」、2年目は「不思議の国のアリス」、今年は「ピノキオ」となった。同委員会の代表・岩渕伸雄さんは「2回続けて主人公が女の子のテーマだったので、次は主人公が男の子の作品にしたかった」と話す。
小学1年生から高校3年生を対象に、ダンス経験などは問わず出演者を募集。12人の募集枠に40人以上の応募があり、オーディションを経て最終的に平均年齢11.8歳、最年少の7歳、最年長でも16歳という出演者16人を選んだ。
物語は人形から人間になったピノキオのその後の話を描くと内容。岩渕さんは「見どころは子どもたち一人一人に与えられた役の演技力。それぞれが自分の役を研究してこの舞台に臨んでいる」と話す。
公演は11月1日のスペースデネガ(上瓦ケ町)を皮切りに、11月15日=青森県立美術館シアター(青森市安田近野)、12月6日=むつ来さまい館(むつ市田名)、2015年2月7日=市民文化交流ホール(駅前町)で行う。チケットは、まちなか情報センター(土手町、TEL 0172-31-5160)で取り扱う。