弘前の保育士、日本代表としてブレークダンスのアジア大会に出場へ

Just Fit・鈴木健久さんのダンスパフォーマンス。東京で行われた日本予選の様子(撮影:Jason Halayko/Red Bull Content Pool)

Just Fit・鈴木健久さんのダンスパフォーマンス。東京で行われた日本予選の様子(撮影:Jason Halayko/Red Bull Content Pool)

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 弘前市の保育士、Just Fitこと鈴木健久さんが、10月25日に台湾で開催される「Red Bull BC One Asia Pacific Final 2014」に日本代表として出場する。

Just Fit・鈴木健久さん(1)園児たちと遊ぶ保育士の顔

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 鈴木さんは5月17日に弘前市内で行われたブレークダンスバトルコンテスト「Red Bull BC One Hirosaki Cypher(ヒロサキ・サイファー)」で優勝。弘前代表として勝ち進み、7月6日の日本予選で地方予選も含めて500人以上の出場者の中から優勝を果たし、日本代表となった。

 「120%の力を出し切るだけ」と話す鈴木さん。現在は27歳で、ブレークダンスは15歳から始めた。小中学まではダンスと縁のない野球部だったが、友人に誘われて見学したブレークダンスに一目ぼれしたという。

 ダンスを続けられている理由を「仲間がいたから」と鈴木さんは話す。ダンスの練習には仲間が欠かせない。練習に行けない日が多くなっても、声を掛けてくれる仲間がいたため続けられたという。台湾での大会に、弘前から応援に駆け付ける仲間もいる。

 昼は保育士をしながら、夜にはダンス教室を担当。現在は県内3都市で教室を開いている。練習は基本的にダンス教室の後に行っている。保育士である強みを、「その動きは何!? といった信じられない行動をとる子どもがたまにいる。その動きを参考にして、新しいダンスパフォーマンスが生まれることが意外とある」と話す。

 「地方からでも世界を目指せることを証明したい」と意気込みを見せる鈴木さん。同大会で日本代表が地方都市から輩出されたのは鈴木さんが初。「勝敗にこだわるつもりはないが、世界大会には行きたい」と目標を語る。

 同大会では、11月29日にフランスで開催される世界大会への出場資格を争う。鈴木さんは10月22日、弘前から台湾へ向けて出発する。

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