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弘前で「アマビエねぷた」販売へ 新型コロナ終息願う

アマビエねぷた、左が中タイプ(LEDライト付き)、右が小タイプ

アマビエねぷた、左が中タイプ(LEDライト付き)、右が小タイプ

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 弘前の観光施設「津軽藩ねぷた村」(弘前市亀甲町、TEL 0172-39-1511)で4月6日、「アマビエねぷた」の販売が始まった。

ちょうちん「金魚ねぷた」がベースとなっている

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 津軽三味線の演奏や工芸体験、土産を販売する同施設。「アマビエねぷた」は、ねぷた運行時に子どもたちが主に持つちょうちん「金魚ねぷた」をベースに作られている。製法はねぷたと同じで、ろう付けや和紙を使った職人たちの手作り。干支(えと)をテーマにしたシリーズもあり、正月シーズンの人気商品という。

 「アマビエ」は、江戸時代に出現したといわれる半魚人の妖怪で、「病気が流行したときには、自分の姿を写して人々に見せるように」と伝えられている。SNS上では「アマビエチャレンジ」といったハッシュタグでアマビエのイラストを共有する活動や、弘前では実際の場所に妖怪がいるイラストを使ったドリップパックコーヒー「津軽お化け珈琲」にも登場し、話題を集めている。

 「アマビエねぷた」は新型コロナウイルスの終息を願う思いから作ったと話すのは、津軽藩ねぷた村の檜山和大さん。試作には女性の意見を取り入れ、「妖怪の絵のままでは受け入れにくいと考え、かわいいものにこだわった」と明かす。

 直径12センチの中タイプと、直径6センチの小タイプの2種類を用意する。中タイプはLEDランプが付き、光る仕様となっている。SNSで発信したところ、「かわいい」「わが家にもお招きしたい」といった反響で販売前から注文があったという。

 檜山さんは「弘前4大祭りの一つである『さくらまつり』が中止となり、街の雰囲気が塞ぎがちになっている。少しでも明かりを照らせるようになれば」と笑顔を見せる。

 価格は、中=2,400円、小=1,500円。販売場所は津軽藩ねぷた村のほか、アスパム(青森市)など。通販にも対応する。

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