弘前の屋内フットサルコート「SAPP-Do.(サッパドゥ)」(弘前市高田)で1月12日、ブラインドサッカー体験会が開催された。主催はブランデュー弘前。
2020年パラリンピックの正式種目であるブラインドサッカーは、アイマスクを着用して音の出るブラインドサッカー用ボールで競技を行う。ブランデュー弘前が青森のブラインドサッカーチーム「ガルハ青森」に依頼して実施。ブランデュー弘前の西澤雄貴さんは「ブラインドサッカーという競技を弘前にもっと認知してもらう狙いがあった」と話す。
過去にブランデュー弘前の公式試合前のイベントとして開いたことはあるが、体験会としては初めて。ジュニアチーム「AC弘前」に所属する中学生25人のほか、一般社会人やブランデュー弘前から3選手も参加した。
目の見えない状態の歩行に慣れることから始まり、ドリブルやパスにも挑戦。ボールの位置が分からず戸惑う参加者の姿や真っすぐ歩いているのかさえ分からないといった声もあった。ガルハ青森所属の上田真也選手の実演では、先回りしてボールを追い掛けるプレーなどを披露すると、会場からは驚きの声が上がった。
ガルハ青森の嶋谷敏之さんは「当チームは約2年前から活動を始めたが、青森を中心に東北エリアではまだ認知度が低い。2025年に青森で開催される国民体育大会に向けて採用競技になるよう、今まで以上に活動を広めていきたい」と話す。
ガルハ青森の活動はフェイスブックページを中心に知らせていく。