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青森・黒石のビルに期間限定コワーキングスペース 空き店舗活用を模索

店内。市内を中心に活躍する在宅ワーカーが管理人として常駐する

店内。市内を中心に活躍する在宅ワーカーが管理人として常駐する

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 青森・黒石の旧ストゼンビル(黒石市横町)に現在、コワーキングスペース「Officeストゼン」が期間限定オープンしている。

旧ストゼンビル外観

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 「日本の道100選」に選ばれた中町こみせ通りにある同ビル。1階は生活雑貨品などを売る商店で2階は居住スペースだった。NPO法人横町十文字まちそだて会の太田淳也さんは「旧ストゼンビルは中町こみせ通りと横町が交差するメインの場所にある。シャッターが閉じられていた状態をなんとか開けられる方法がないかと考えていた」と話す。

 今年は太田さんを中心に同ビル活用のため、無料休憩所や映画上映イベントといったさまざまな企画を行った。「ビルが開放されていることを喜ぶ市民も多かった。実験的な企画に挑戦し、より反響が大きかったものを採用して継続的に運営できるようにしたい」と太田さん。

 「Officeストゼン」は10月14日からスタートした。電源ケーブルを延ばしテーブルにコンセントを配置。店内はwi-fiを備えるほか、ガラスケースを利用して菓子類の販売やコーヒーの提供を行う。コピー機も設置し、白黒・カラー問わず10枚まで無料で印刷できる。

 営業中は、市内を中心に活動する在宅ワーカーが管理人として常駐する。管理人の1人の相澤さとみさんは「異業種の方と触れ合えるため、自宅で作業しているよりもずっと刺激がある。仕事に限らず、作業や勉強、読書、打ち合わせなど、幅広く活用してもらいたい。もちろん市外の方の利用も歓迎」と話す。

 現状の利用者は1日1人~2人。集客がない日もあり、「せっかく整えた設備を利用されないまま終わってしまうのは悲しい。まずは気軽に立ち寄ってもらいたい」と相澤さん。

 太田さんは「旧ストゼンビルを今後どう活用すればいいのか、みなさまのアイデアや率直な感想、意見を聞かせてほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は、10時~16時、18時~22時(水曜~土曜)。日曜定休。利用料金は1時間=100円(最大500円)。飲食持ち込み自由。11月30日まで。

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