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青森・黒石で映画上映イベント シャッター街の再生案として

空き倉庫を使った上映会場

空き倉庫を使った上映会場

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 青森・黒石の旧ストゼンビル(黒石市横町)1階の空き倉庫を使って7月3日・6日、映画上映イベント「黒石キネマ」が開催される。

チラシのイラストは相澤さんが担当した

 藩政時代からのアーケードが残る中町こみせ通りの空きビルを活用する同企画。店舗などを利用して簡易の映画館を作るマイクロシアタープラットホーム「popcorn」を使い、2日間で映画3作品を上映する。

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 上映作品は、2008年公開で蒼井優さん主演のロードムービー「百万円と苦虫女」(3日18時上映)とオードリー・ヘプバーン主演のサスペンス「シャレード」(6日15時~)、2010年にスウェーデンで公開された青春コメディー「シンプル・シモン」(6日18時~)。

 発起人の相澤さとみさんは高校卒業後、映画専門学校進学を機に上京。東京で舞台の脚本やミュージックビデオの制作などに携わり、2017年に黒石へ帰郷した。「東京ではミニシアターの年間会員になるなど、映画館によく足を運んでいた。映画ならではの世界が広がるようなワクワク感を地元でも実現したかった」と相澤さん。

 相澤さんによると、黒石にはかつて6館の映画館があったという。「子どものころは文化会館や公民館といった場所で、遅れた映画の2本立てといった上映があったが、今ではそれもすっかりなくなってしまった」と話す。

 同企画は、相澤さんの思いにNPO法人横町十文字まちそだて会リノベーション部会が賛同し、シャッターが下りたままになっていたビルをきれいに掃除するところから始めた。「今後どのように再生されるか決まっていない。黒石に人が集まるような場所にしていきたい」と相澤さん。

 当日の会場では飲食の持ち込みが自由で販売も行う。「燻(くん)製所トパーズ」「In lak'ech(インラケチ)」「SHE/SHOCK/CHEESE(シーショックチーズ)」「PINO Coffee Roaster(ピノコーヒーロースター)」「パン屋といとい」「五穀発酵むすび庵」の全6店が出店。上映日によって出店は異なる。

 相澤さんは「家でDVDやネットで何かをしながら見るのではなく、映画館は作品の世界観に向き合うためだけにある特別な場所。鑑賞後も映画の感想を実際に話しながら共有できることも魅力。みんなで楽しく映画を見ましょう」と呼び掛ける。

 入場料は1作品=1,500円(入れ替え制、ワンドリンク付き)。「popcorn」でチケット販売し、当日券の販売も行う。

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