弘前でゲームクリエーターを募集するプロジェクト「弘前クリエイターズバンク」が11月17日、ガイダンスを開催する。
ゲーム企画制作会社「デザインアクト」(東京都渋谷区)が主催する同プロジェクトは、青森に在住しながらリモートワークでスキルを使って自活できるようにする。青森の人材過疎化を抑制し、IT産業を活発にすることが目的。
2016(平成28)年に始まった同プロジェクトでは、延べ20人が参加し、課題をクリアした6人が実際に東京のゲーム・グラフィックの仕事などを受注。仕事の発注だけでなく、現役デザイナーによるスキルアップの指導や課題を与えることもあるという。
1年目から所属している小山博輝さんは東京でゲーム会社に勤めていたが、自身の体調不良から弘前にUターン。「同じような仕事を探してもなかなか見つからず、半ば諦めてまったく別の職種を考えていたところ弘前クリエイターズバンクを見つけた」と振り返る。
現在は在宅しながら、キャラクターイラスト含めさまざまなデザイン作業を行っている小山さん。「個々の事情があって青森から離れづらい人や実際の仕事は未経験という人にも、地方だからといって気後れせずに参加してほしい。自分の思っている以上に活躍できる場はたくさんいるのでは」と呼び掛ける。
ガイダンス当日は、同プロジェクトの実績報告や事業説明を行うほか、小山さんらも参加する。プロジェクトへの申し込みにはガイダンス参加が必要で、希望者は専用フォームから申し込む。
開催時間は15時~17時。参加無料。