はるか夢球場(青森県弘前市)で7月23日、高校野球青森大会決勝戦が行われ、弘前学院聖愛高校と八戸学院光星高校が対戦した。
青森県内57校が出場した今大会。今年創部19年目で、2013(平成25)年に甲子園初出場を決めた、出場選手全員が青森出身の「りんごっ子」チーム弘前学院聖愛(弘前市)と、ノーシードから今年夏季大会連覇を狙う八戸学院光星(八戸)による決勝試合はこの日、雨により15分遅れで始まった。
先発は、聖愛がエース・下山祐輝選手、光星は弘前出身の下山昂大選手。1回表に聖愛は光星打線につかまり2本塁打を含む8安打8失点。聖愛の下山選手は途中でマウンドを降り、交代した鎌田温音選手は8回まで好投を見せ、5回裏には2点本塁打を放つなどの活躍を見せた。
中盤は聖愛が流れを作り、4・5・6回と連続得点で6点差まで詰め寄ったが、光星は今試合16安打。結果12対4で光星が勝ち、2年連続10回目の甲子園出場を決めた。
聖愛の原田一範監督は「光星の攻撃力が2枚も3枚も上手だった。今年は例年以上に野球好きが集まったチーム。選手たちには高校野球を通じて得たたくさんの経験を今後の人生に生かしてほしい」と話していた。