弘前公園(弘前市下白銀町)で4月25日、ソメイヨシノが満開を迎え、ライトアップも見頃となっている。
東京ドーム10個分強に相当する約50万平方メートルの敷地に桜が52種約2600本ある同園。弘前市公園緑地課が25日11時に園内のソメイヨシノが全て満開になったと宣言した。園内標準木の満開は昨年より1日遅く、平年より4日早い。
同日は終日曇りで時折小雨がぱらつく天気となったが、花見客でにぎわい、日没から始まるライトアップでは堀の水面に映る桜にカメラやスマートフォンを向ける姿が多くあった。西堀にある春陽橋は両岸に約300メートルの桜が咲くためフォトスポットとして人気が高く、ライトアップが終わるまで残る花見客もいた。
東京から初めて弘前さくらまつりに訪れたという鈴木茜さんは「桜のポスターを見ていつかは見たいと思っていて、ようやく実現できた。想像以上の美しさで、写真より肉眼で見た方がいい。なかなかこの場所から離れられない」と話す。
弘前さくらまつりは5月6日まで。ライトアップの点灯時間は日没~23時。