弘前献血ルームCoCoSA(弘前市駅前町、TEL 0172-39-7711)で現在、「ありがとう平成!元号またぎ成分献血キャンペーン」が行われている。
献血の協力者を増やそうと企画された。「平成」が終わる4月30日までに成分献血を行い、新元号「令和」が施行された後、5月中にもう一度成分献血を行えば、平成時代にヒットした菓子を進呈するという。
所長の辻一生さんは「全国でも初めての取り組み。発案者から企画名を初めて聞いた時、狩猟をするマタギと勘違いした」と笑顔を見せる。「元号が発表された翌4月2日には献血者数が土日並みの多さがあり、反響はあった」と手応えを感じているという。
成分献血は全血献血と違い、男女共に2週間後から再度献血が行える。血液から血漿(けっしょう)と血小板だけを取り出し、献血者には血液を戻すという方法で、「体への負担が少なく、多くの血漿と血小板を提供できることも特長」と辻さん。
献血に来ていた弘前在住の對馬祐希さんは「キャンペーンのことは知らなかったが、献血をしている人は少なく、自分が定期的にやっていることを伝えると驚く人もいる。こういったキャンペーンで関心が高まるのであれば良いことなのでは」と話す。
成分献血の受付時間は、9時30分~11時50分、14時~16時20分。青森献血ルーム(青森市長島)でも同キャンペーンを行っている。