「弘前ベジフェスタ」が12月2日、泉野多目的コミュニティー施設(弘前市泉野)で初開催される。
料理教室「pomme(ポム)キッチン」を主宰する中村多佳乃さんが企画する同イベント。肉を使わないベジタリアン向け料理を広く知ってもらいたいと長年考えていたアイデアだったという。中村さんによると、「おからこんにゃく」発案者でベジタブル料理研究家・岡田哲子さんの料理教室に通い感動を覚えたことがきっかけだったと振り返る。
「ベジタリアン向け料理というと、生の野菜や豆類をそのまま食べるようなイメージがあるが、そうではないことを伝えたい」と中村さん。「今年の9月ごろに岡田先生から『弘前でベジイベントをやればいいじゃない』と言われ、手探りで準備を始めた。みなさんの協力を得ながらようやく形になる」と話す。
会場では弘前市内外12店の飲食店がベジタブル料理を提供するほか、自然栽培の野菜や果実の販売、アロマセラピーや整体、似顔絵などの体験ブースを用意する。「ワンコインベジクッキング」は所要時間30分程度で、おからこんにゃくのカツサンド作りを行う。11時30分と13時の2回ともに10人まで。参加は当日のみ予約を受け付ける。
中村さんは「青森は短命県で、食事が原因の一つともいわれている。全て野菜で作る健康に良いベジタリアン向け料理を気軽に味わってもらえるイベントにしたい」と意欲を見せる。
開催時間は11時~15時。入場無料。