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青森・平川で小中学生が「防災用ラジオ」作り 地元企業を知る場にも

真剣な表情で基盤のハンダ付けを行う子どもたち

真剣な表情で基盤のハンダ付けを行う子どもたち

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 青森の電源メーカー「光城精工」(平川市松崎、TEL 0172-44-4560)が10月13日、子ども対象の防災用ラジオ作りワークショップが開催された。

光城精工の工場見学も行った

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 オーディオ用の電源やLED製品などの製造販売を手掛ける同社。主催する平川市少年少女発明クラブと黒石市少年少女発明クラブは、共催という形で地元の企業や会社を見学し、協力会社とともにワークショップを年に2回行っている。

 少年少女発明クラブは青森県内では11エリアで活動をしており、地域の産業振興や人材育成を目的に、ものづくりや科学技術の楽しさを体験する場を提供している。

 同日、小学2年~中学2年生の38人が参加し、前半は同社の工場を見学。後半はラジオ作りのワークショップを同社スタッフの指導の下行った。芳賀克之社長は「子どもたちに地元企業である当社を知ってもらう場としても活用している」と話す。

 基盤のハンダ付けを行った子どもたちは、完成したラジオの電波を受信しようと外に出たり調整したりしながら、周波数が合い音声が聞こると喜ぶ姿を見せていた。

 芳賀さんは参加した子どもたちに「商品化や製品化につながるようなアイデアを考えて、ぜひ持ち込んでほしい」と宿題を与えた。「子どもたちの柔軟な発想を当社の事業にも生かせれば」とも。

 この日製作したラジオは同社で調整し、防災用として地元自治体に提供する予定という。

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