弘南鉄道中央弘前駅(弘前市吉野町)構内にある「ギャラリーまんなか」で10月3日、「野村雄大ねぷた絵展」が開催された。
弘前学院大学4年生でねぷた絵師の野村雄大さんの初となる個展。今年描いた「弘前ねぷた浅草祭り」やスリランカで開催された「JAPAN EXPO」出展のねぷた絵、書き下ろしの新作など26点のほか、過去の作品の写真などもを展示する。
野村さんは物心のついたころからねぷた絵を描き始め、小学生の時には卒園した幼稚園の前ねぷたの絵を描いていたという。ねぷた絵師としてデビューしたのは2016年。ねぷた団体「盟友會」の組ねぷたを担当したのがきっかけという。現在ではねぷた団体からの依頼が増え、平川や藤崎のねぷた絵も描くようになった。
憧れのねぷた絵師は竹森節堂さんや三浦呑龍さんという野村さん。「絵だけでなく、ねぷた絵師としての生き方や姿勢にも感銘を受けている」と話す。「卒業後は、ねぷた絵師として生きていきたいため、励みになる」とも。
同ギャラリーを運営する「まんなかづくり実行委員会」によると、4月のオープン以来最も大きな反響があり、初日は学生から年配者まで幅広い層の集客があったという。野村さんは「特に子どもに来てほしい。ねぷた絵に興味を持ってもらえれば」と笑顔を見せる。
期間中、授業のある時以外は野村さんが在廊する。
開催時間は13時~19時。今月8日まで。入場無料。