弘前出身のシンガー・ソングライター小山内創祐さんが7月14日、ミニアルバム「HANETO(ハネト)」をリリースした。
小山内さんの約2年ぶりの新作となる同アルバム。「青森らしいものを発信したい」と、ライブでのみ披露していた曲や企業CMとして起用されているものを含め全5曲を新録。同日に青森県内のCD店などでの販売を開始した。
中学時代から音楽活動を始めた小山内さん。弘前大学卒業後は県内に在住しながら活動を継続し、「みちのく銀行」に勤務。活動スタイルから「青森の小椋佳」とも呼ばれ、テレビやラジオ出演なども多く、県外へのライブ活動も行う。
同アルバムに収録する「HANETO」は「みちのく銀行」のCM曲で、昨年10月からテレビ放送されている。「良いものを残し、新しいものを作り出すために挑戦すること。そして、チャンスは必ず巡ってくるという思いを込めた」と小山内さん。「自分の会社からCM曲を提供してほしいと話をもらい、うれしかった」と振り返る。
同じく収録する「雪国」は冬、「1LDK」は春を表現していると明かす小山内さん。「弘前に住んでいたが、4月から職場が青森市へ異動になり引っ越しもした。そんな自分を『1LDK』に重ねている」とも。
JR弘前駅近くにあるパブ「Robbin's Nest(ロビンズネスト)」(弘前市大町)で同日に行われたリリースイベントでは、前売り券が完売。全15曲を歌い、訪れたファンらに「青森の夏を活気づける跳人(はねと)をテーマにしていたため、ねぶたの時期に間に合わせることができたので良かった」と話した。
7月16日にはイオンモールつがる柏(つがる市)、9月8日にはビーオンスペース222トラスト(青森市安方)などでも、リリースイベントを行う予定。
価格は1,800円(税込)。