津軽三味線の歴史や伝統の継承と発展を目的とした「第33回津軽三味線世界大会」が5月3日・4日の2日間にわたり、弘前市内で開催された。
外国人奏者も多数参加。団体A優勝のTeam Bachidoの演奏の様子
同大会は日本だけではなく、広く世界に向けて津軽三味線の伝統を発信し、その発展を目指すため、今年から大会名を「津軽三味線全国大会」から「津軽三味線世界大会」に変更して開催。日本からの参加者のほか、台湾やアメリカ、イギリスからも参加者があり、世界大会という名前にふさわしい国際色豊かな大会となった。
最終日の4日には5部門で決勝が行われ、演奏経験5年以上の男子A級では、鶴田町の葛西頼之さん、女子A級は新潟県から参加の木田亜矢さんが初代津軽三味線世界チャンピオンの栄冠を手にした。葛西さんは前大会からの2連覇を達成。圧巻の演奏を披露した葛西さんは、次回大会に3連覇の期待が懸かる。
女子A級の木田さんは今回が初優勝。準優勝は柴田3兄弟の次女、柴田愛さん。兄の柴田雅人さん、姉の柴田佑梨さんは共に過去の大会でA級3連覇の偉業を達成している。
各部門の入賞者はホームページで確認できる。