弘前のギャラリー「スペースデネガ」(弘前市上瓦ヶ町)で3月20日・21日、クリエーターの仕事を紹介するイベント「クリエイターズ・トレイン」が開催された。
青森県内で活動するデザイナーや写真家を中心に、作品展示やワークショップなどを展開。会場ではリンゴの剪定(せんてい)枝やバルーンを使った空間演出のほか、DJらが選曲し、7つのワークショップが開かれた。
イベントを運営したダンススタジオ「FUNKY STADIUM」(土手町)の岩渕伸雄さんは「普段触れる機会が少ない職業の仕事を見て体験できるだけでなく、東京で活躍するクリエーターたちにも友情出演していただいた」と話す。
21日は弘前市内の2つの保育園から約60人の園児らが招待され、ワークショップを体験した。DJブースではリズムに合わせて恐る恐るターンテーブルを回す姿やドローイングやキャンドル作りとなど、体験ブースでは黙々と制作に集中する姿などが見られた。
城南保育園の園長・原子誠子さんは「私自身も体験したことがないようなことばかりだが、不安はなく、子どもたちも楽しみにしていた。園内だけではものづくりといった体験をすることは難しく、今日の経験から子どもたちの職業の選択の幅が広がればうれしい」と笑顔を見せた。