弘前のラーメン専門店「Rcamp」(弘前市北瓦ヶ町)が12月16日、移転オープンした。
煮干しだしと鶏白湯の掛け合わせスープがメインの同ラーメン店。「枠にとらわれないラーメン店を作りたい」と、平川出身でアパレル店や沖縄料理店などで働いた経験のある岩渕大樹さんが店主を務める。ラーメンを作り始めたきっかけは、同級生でラーメン評論家の石山勇人さんの影響だという。
青森県道109号沿いの楮町で営業していた同店は建物が取り壊されることになり、8月21日に閉店。4カ月ぶりの営業再開となった。「新メニューの試作や店舗探しに時間がかかってしまった。休業中は営業を確認する電話が毎日のようにあった」と岩渕さん。
店舗面積は約23坪、席数は32席。以前の店舗より広くなり席数が増えた。照明やティッシュケースにブナコを使い、壁にむき出しのブロックなどを取り入れた店内は、カフェやバーをイメージさせる前店舗の雰囲気を引き継いでいる。
メニューは、「濃厚鶏白湯煮干しラーメン」(並=800円、大=900円)、「SAKURA(海老のクリームソースラーメン)」(並=850円、大=950円)のほか、日替わり丼(価格は変動する)を用意。夜の営業時間は、ビール、カクテル、サワーなどのアルコールドリンクのほか、たこわさ、枝豆(以上、300円)、沖縄もずく酢、ミミガーの酢の物(以上、400円)、佐助豚の串揚げ(1本=150円~、3本からの注文)といったサイドメニューも用意する。
岩渕さんは「まずは体制を整える。再開してまだ時間も浅いので店の仕様に慣れることが優先で、新しいラーメン作りにも挑戦したいため、試作する時間を作りたい」と話す。
営業時間は、11時30分~14時30分、18時~22時30分(以上、ラストオーダー)。木曜定休。