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弘前で染織作家が展示販売会 草木染の糸に原始機で織った作品など

「Snow hand made」の佐々木亮輔さん

「Snow hand made」の佐々木亮輔さん

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 弘前のセレクトショップ「バンブーフォレスト」(弘前市代官町)で現在、「イマ ノ イロ '16」が行われている。

カメラのストラップ。紫色は十和田の紫根から作られた色

 沖縄・波照間島から弘前に昨年7月から移住した佐々木亮輔さんと葛西由貴さんが主宰する「Snow hand made」が実店舗で初めて開く展示販売会。草木染の織物や編み物、アクセサリーなどを作る2人は今年、「津軽森」「クラフト小径(こみち)」など県内で行われたクラフトフェアに出展した。

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 横浜出身の佐々木さんと弘前出身の葛西さんは、西表島の染織家・石垣昭子さんに従事した後、波照間島で染織家の仲間たちとピヌムトゥ工房を立ち上げた。佐々木さんが天然の植物染料で染めた糸を作り、葛西さんが弥生時代に使用され始めたという原始機(げんじばた)やハンドメイドにこだわり作品を作る。

 活動の拠点を弘前に移した理由を「手仕事の多さ、レベルの高さに感心し、波照間島以外でものづくりをするなら弘前と決めていた」と佐々木さん。日本列島6500キロを47日かけて縦断し、現在は狼森地区にあった空き家を工房とし、創作活動を行っている。「染色に必要な井戸水がある家を探していた」と笑顔を見せる。

 会場では、カメラストラップ(1万4,000円)、風呂敷バンド(4,000円)などの織物6種と、ヘアゴム(1,800円)、レース編みピアス(3,000円)などの編み物6種、ストールやショール作品約100点を並べる。

 青森に初めて住む佐々木さんは染料として使える植物の多さに驚いているという。「波照間の場合、青・赤・黄の3大染料をベースに色を作る。青森は波照間の色のような濃さはないが、染料にする植物は多種多様。県内のさまざまな場所で藍が植えられ、十和田では紫根(しこん)を栽培している人もいる。住んでみないと分からなかった」と明かす。

 「バンブーフォレスト」店主の竹森幹さんは「実際に手に取り、機械のような細かい手仕事に感心する方が多く、ホームページで告知したところ、秋田や岩手から足を運ぶお客さまもいた」と話す。

 営業時間は11時~19時。火曜、第2・4月曜定休(12月31日、1月1日休み)。同展は来年1月5日まで。

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