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青森・大鰐の星野リゾートで「歩くこぎん展」 男女40足ずつの下駄並ぶ

夏次郎さんとこぎん刺しの下駄「ちぐはぐ鼻緒こぎん桐下駄」

夏次郎さんとこぎん刺しの下駄「ちぐはぐ鼻緒こぎん桐下駄」

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 青森・大鰐の旅館「星野リゾート 界 津軽」(南津軽郡大鰐町、TEL 0570-073-011)で7月3日、青森市出身でさいたま市在住の津軽こぎん刺し作家・夏次郎さんの個展「歩くこぎん展」が始まった。

鼻緒にさまざまな津軽こぎん刺し模様が並ぶ「ちぐはぐ鼻緒こぎん桐下駄」

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 津軽こぎん刺しは津軽地方に古くから伝わる刺し子技法の一つで、同展では伝統模様「モドコ」を鼻緒に刺しゅうした「ちぐはぐ鼻緒こぎん下駄」を展示販売する。

 「手染めした糸を使い一針一針全て手作りで同じ模様がない」と夏次郎さん。下駄は男女40足ずつ展示し、購入の際は自由に組み合わせることができる。鼻緒のみの購入も可。夏次郎さんによると、同下駄の展示販売は初披露となる。

 ラインアップは「ちぐはぐ鼻緒こぎん桐下駄」(男物=1万5,000円、女物=1万4,000円)、ちぐはぐ鼻緒こぎん家族下駄(男物=1万6,000円、女物=1万5,500円、子ども用=1万2,000円)のほか、津軽塗専門店・恵比須屋(青森市)とコラボし、下駄の本体に津軽塗を施した「塗り分け下駄」(3万4,800円)、「単色塗り下駄」(2万9,800円)、「夫婦下駄」(男物=2万800円、女物=1万7,800円)を展示販売する。

 会場となる「Koginラウンジ」は、同館が昨年、宿泊者向けに設けた。津軽こぎん刺しの魅力を伝えるスペースで、3カ月おきに津軽こぎん刺し作家の作品を展示販売する。同館では障子に津軽こぎん刺しのモドコを施すといった全27室の「津軽こぎんの間」を取り入れるなど、津軽こぎん刺しの発信に力を入れている。

 同展は9月末まで。

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