弘前のコミュニケーションショップ「どて箱」(弘前市土手町)が5月1日、「弘前城 天守曳屋記念オリジナル手ぬぐい」の販売を始めた。
広げると縮尺を精確に再現した石垣や天守の位置の変化がよくわかる「天守曳屋」
弘前城天守は昨年9月20日から、本丸石垣工事のため100年に一度といわれる曳家を行い、70日間かけて74メートルを移動した。弘前市は、曳家作業が始まった最初の8日間を「曳屋ウイーク」とし、同市のふるさと納税を納めた「弘前城一口城主」を中心に延べ3901人の市民や観光客が実際に天守を引っ張る曳家作業を体験した。
同店スタッフの工藤みづきさんは「市民や観光客の目に触れやすい形で、いつまでも思い出を共有したいと思い、当商品を企画した。さくらまつり期間中に天守閣内で販売したところ、土産として購入していく来場者が目立った。特に『天守曳屋』は額に入れて飾っておきたいという方もいた」と話す。
ラインアップはデザインやサイズの異なる3種類を用意する。35×90センチの大きさに天守と石垣、背景に岩木山を描いた「天守大移動記念」(1,000円)、スポーツタオルサイズ(35×120センチ)に移動前と移動後の天守の位置や石垣の石一つ一つを正確に縮尺して再現した「天守曳屋」(850円)、同じくスポーツタオルサイズで中央に天守を曳屋作業する大勢の市民や観光客に市のゆるキャラ「たか丸くん」をはじめ弘前市の四季折々の文物をあしらった「曳っぱれ!」(750円)。
同店(営業時間=10時~18時)と弘前城天守閣(同=9時~17時)の2カ所で販売している。