弘前公園で4月27日、散った桜の花びらが水面に浮かぶ「花筏(はないかだ)」が見頃を迎えた。
同園の花筏は堀の水面に桜の花びらが一面に浮かび、「桜の絨毯(じゅうたん)」「ピンクのスープ」などと呼ばれ、話題を集める。気象条件、桜の咲き具合、散り具合などによって状況が変わるため、見られない年もある。
今年は風の影響で堀の上流部分に花筏が集まったが、水面に浮かぶ桜の中を愛らしく泳ぐカモの姿にカメラを向ける花見客が多く見られた。
地元コミュニティーFM局「アップルウェーブ」気象予報士の長尾純一さんは「明日は昼ごろから雨。明後日(あさって)まで降りやすい状態が続くため、今年の花筏は見納めとなるのでは」と話す。