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弘前からライトノベル作家デビュー 小説サイトの投稿作品を書籍化

ハーーナ殿下さんのデビュー作は、前世で中学生だった少年が、深い森に囲まれた異世界に転生する冒険物語

ハーーナ殿下さんのデビュー作は、前世で中学生だった少年が、深い森に囲まれた異世界に転生する冒険物語

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 弘前市出身・在住の30代男性が12月15日、ライトノベル「マタギの孫をなめんなよ! ~魔獣を狩る者たち~ 1」を「アース・スターノベル」社(東京都渋谷区)から刊行する。

小説投稿サイト「小説家になろう」上に自作を執筆するハーーナ殿下さん

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 「ハーーナ殿下」というペンネームを名乗る同男性は同市内で自営業を営む。当面は覆面作家として活動していく予定という。中学・高校時代はアニメやゲーム、ライトノベルに没頭し、将来は漫画家か小説家を目指していたハーーナ殿下さんだが、社会人となり多忙な日々を過ごす内、その夢も忘れていたという。

 ハーーナ殿下さんに転機が訪れたのは2013年2月頃。小説投稿サイト「小説家になろう」に出会ったことがきっかけ。毎晩仕事終わり、サイトに投稿された作品を読むことに没頭し、いつの間にか自分でも作品を執筆・投稿を始めた。

 「文章についてはまったくの素人。投稿当初は句読点の付け方もわからず、一人称や三人称も知らないまま書いていた」とハーーナ殿下さん。投稿を重ねるうち作品の閲覧総数は1000万回を超え、サイトのランキングにも名を連ねるようになった。読者からは励ましのメッセージが多数届き始めたという。

 アース・スターノベル編集部からハーーナ殿下さんに書籍化のオファーが舞い込んだのは、2015年10月。当初は信じられない思いだったというが、担当編集者との打ち合わせを重ねるうちにデビューを決断した。

 「従来では考えられなかったプロ作家への道が、今は整備されている。今後も作家活動を続けていくことで、活字文化の面で弘前を盛り上げていきたい」とハーーナ殿下さん。現在は弘前市を舞台にした小説も執筆中だという。

 価格は1,296円。市内各書店で販売する。Amazonでも予約を受け付けている。

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