弘前大学(弘前市文京町)で10月16日~18日、弘前大学総合文化祭が開催され、同大の現役医学部生たちが「医学展2015」を出展する。
医療や病気に関する情報、人体のことを楽しく学べるよう体験型ブースを多く並べる同展。展示内容のクオリティーが高いと体験者から評価が高く、毎年人気の展示となっている。
同展代表の菊地真由さんは「今年は『つがるでつながる』をテーマに、普段交流のない地域の人たちや他学科の学生同士のつながりを増やし、持ち帰った知識や情報を周りの人たちに共有し、広がっていけるような展示を展開する」と話す。今回は「おくすり」ブースを新たに増やして全12ブースを用意するという。
「体験コーナーを昨年より充実させた」とも。救急ブースでは成人の人形に加えて子どもの人形を用意し、BLS(心肺蘇生およびAED使用法、窒息解除)が比較体験できるコーナーを設ける。「子どもと大人の手当が体験できるのは珍しいのでは」と同ブース担当者。このほか、ドクターヘリのフライトスーツ、ヘルメット、ナース服、手術着が試着できるコーナー、妊婦体験や放射線を遮蔽(しゃへい)する鉛のエプロンを着用できるコーナーなども用意する。
11日にヒロロ(弘前市駅前町)3階で開いたプレイベントには、子どもを連れた家族連れが集まったほか、弘前市のマスコットキャラクター・たか丸くんも白衣を着て会場に駆け付けた。参加した40代女性は「通りがかって参加してみたが、子どもの応急処置は初めて知った」と話していた。
開催時間は16日=13時~17時、17日・18日=10時~17時。