弘前のヒロロ(弘前市駅前町)内にある市民文化交流館ホールで5月23日・24日、「HIROSAKI DANCE FESTIVAL 2015」が開催される。
昨年の「HIROSAKI DANCE FESTIVAL」の様子
今年で5回目となる同イベントは、年に一度のダンスの祭典として県内外から多くのダンサーが集まる。今年は2日間にわたって開催。1日目はチームダンス・バトルコンテストとなり、ダンスの技術力とチームの団結力を競う。2日目は世界コンテスト「Red Bull BC One(レッドブル・ビーシー・ワン)」の地方予選「Hirosaki Cypher(弘前サイファー)」を行う。優勝者は7月11日に名古屋で開催される「Red Bull BC One Japan Cypher(ジャパン・サイファー)」に出場することができ、昨年は弘前市出身で保育士のJust Fitこと鈴木健久さんが優勝し、日本代表としてアジア大会まで出場した。
主催するひろさき芸術舞踊実行委員会の岩渕伸雄さんは「地方予選は東京、大阪、福岡、そして弘前の4都市のみ。地方からこのような大きな大会が行われていることを、もっと多くの人に知ってもらいたい」と話す。「今年の弘前大会には日本代表に選ばれたことがあるダンサーが2人もエントリーしている」と紹介。「アジア大会に出場した日本代表がこの2年間、弘前から勝ち残ったダンサーが選ばれている。東京の高校生が弘前からエントリーしているケースもある」とも。
「Red Bull BC One」は今年で開催が12回目となり、昨年はフランスで世界大会が行われ、今年はイタリア・ローマで開催される。「世界的に使われている同大会のポスターには、フランスの有名ダンサー、Lilou(リルー)さんが右手前に、右上にはイタリアの世界遺産『コロッセオ』が載っている。そして左奥にJust Fitが入っている。弘前で活動するダンサーがこのように紹介されていることは、非常に光栄なことでうれしい」と話す。
開催時間は両日とも14時~18時。ダンスバトル自体は16時ごろから開始予定。24日の15時45分からは日本を代表するブレークダンサーTAISUKEさんとJust Fitさんによるダンスセッションが行われ、世界トップクラスの共演を見ることができる。開催前日となる22日の18時30分からは2人による無料のワークショップも行い、見学も可能。ゲストダンサーによるワークショップも催し、岩渕さんは「ブレークダンスに触れる機会として、気軽に足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
入場無料。