クリスマスカラーのデコレーショントラック「サンタ号」が登場するイベント「ベリークリスマス2025」が12月5日、「イオンタウン弘前樋の口」(弘前市樋の口2)で開催される。
クリスマス用に装飾されたトレーラーやトラック、ボンネットバスを展示するほか、キッチンカーなどが出店する同イベント。主催する弘前の市民団体「FORS」代表の棟方寿さんは「クリスマスに彩られたトラックを今年も子どもたちに見せたい」と意気込む。
クリスマス仕様の車両は「サンタ号プロジェクト」として八戸のケーキ店「アルパジョン」が2017(平成29)年から始め、アドトラック(広告用宣伝トラック)として青森県内全域を運行した。青森県内ではクリスマスシーズンの定番になりつつあったが、今年4月には「アルパジョン」が破産。一時は存続が危ぶまれていたが、共同していた「伊藤商事」(八戸市)が事業を引き継ぎ、今年も開催することを決めていた。
「サンタ号プロジェクト」の事態を見守っていた棟方さんは、弘前エリアでも「サンタ号」を呼ぼうと奮起し、仲間を集めて市民団体を立ち上げた。「南部や下北エリアでの開催が続々決まっていったが、津軽エリアはなかった。一年に1日しか見られない特別な光景を弘前でもやろうと自分たちで準備を始めた」と棟方さん。
会場は茜通り側の「イオンタウン弘前樋の口」の駐車場となり、オムレツやカレー、インド料理や韓国料理など13のキッチンカーなどが12時から出店する。「サンタ号」は18時に登場し、20時ごろまで滞在する。
棟方さんは「青森県内では今季初のサンタ号お披露目となる。ほかにも今年初登場の車両があり、私たちも楽しみ」と話す。
開催時間は12時~21時。入場無料。