青森県田舎館村に工場を置く精密機械加工会社「ソルテック」(東京都墨田区)が3月6日、同村の応援キャラクター「いち姫」とコラボしたシードル(リンゴ酒)とアップルサイダーを販売すると発表した。
田舎館城主千徳政武の妻・千徳於市(せんとくおいち)をモチーフにしたキャラクター「いち姫」プロジェクトを手掛ける同社。同プロジェクトは、「ピーエムオフィスエー」(長野県諏訪市)が展開する「諏訪姫プロジェクト」の姉妹企画として2014年に立ち上げたもの。
弘前市内でシードルを製造する「タムラファーム」(弘前市青樹町)と弘前シードル工房kimori(弘前市清水富)の2社とコラボした商品は、「いち姫」と「『いち姫』の現世の姿」という「中辻いちこ」のイラストをラベルに起用した全4種類。発売日はいずれも3月28日となる。
ラインアップは、「いち姫シードル」(500ミリリットル入り=1,300円)、「いちこサイダー」(アップルサイダー、500ミリリットル入り=650円)、「kimori-sweet-いち姫シードル」(甘みの強いスイートタイプ)、「kimori-sweet-いちこシードル」(酸味の強いドライタイプ)(以上、共に375ミリリットル入り=1,200円)。
ソルテックの平井俊之さんは「昨年夏に秋葉原で開かれた『萌酒(もえしゅ)サミット』出展の際に、日本酒やワインだとありきたりだが、リンゴを使ったお酒であれば青森らしいと今回のコラボ企画を思いついた」と話す。
同商品は、3月28日・29日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開かれる「コミケットスペシャル6- OTAKU SUMMIT 2015 -」に出品する予定といい、「いち姫と青森産シードルを全国区で広めていきたい」と意気込む。