土産店「弘前物産パルシー」(弘前市表町2)が1月25日、オリジナルキャラクター「弘前ルーシィ」のグッズ販売を始めた。
JR弘前駅ビル「アプリーズ」1階で40年以上にわたって土産品販売を行っている同店。「弘前ルーシィ」は、リンゴやサクラをモチーフにし、衣装は弘前の街並みをイメージしている。
「弘前ルーシィ」の開発を担当したのは山口由香利さんと健太さんの夫婦。由香利さんは同店社長の石田博通さんの長女で、現在は東京在住だが、今年弘前にUターンする予定という。山口さん夫婦は弘前への移住を機に「パルシー」のサポートを考え、自身の経験からSNSでの情報発信やキャラクターを作るほか、デザイン経験を生かしたオリジナルグッズの開発を始めた。
「弘前ルーシィ」をデザインしたのは同人作家「あかちゃんベイビー」さん。開発を担当した健太さんによると、名産を前面に出すデザインではなく、キャラクターのかわいさと弘前の出し方のバランスに注力したという。「弘前発の女性キャラクターといえばルーシィちゃんと呼ばれるように成長してほしい」と健太さん。
「弘前ルーシィ」のほかに同日からオリジナルステッカー「弘前特化型ステッカー」の販売も始めた。駅看板や金魚ねぷたの目をモチーフにしたものや名産品や四角と三角で描く弘前の文字といったデザインで、由香利さんが担当した。SNSで販売を告知したところ欲しいといった声がすでにあるという。
今後はオリジナル商品の開発だけでなく、地元企業とのコラボや弘前に住み着き地域密着の発信にも力を入れていくという。由香利さんは「弘前駅で40年以上店舗を構えた当社として、弘前の魅力を再発見できるような活動をしていきたい」と意欲を見せる。
価格は、アクリルスタンド=1,500円、アクリルキーホルダー=700円、缶バッジ=300円、「弘前特化型ステッカー」(1枚=280円)。