弘前市民会館(弘前市下白銀町)で1月12日、弘前市の成人式「令和6年度 二十歳(はたち)の祭典」が行われた。
2004(平成16)年4月2日~2005(平成17)年4月1日生まれた外国籍の住民を含む弘前市内居住者向けの弘前市が主催する同成人式。弘前市の発表によると、今年は男性715人、女性738人の合計1453人が対象で、昨年と比べて242人減った。
式典では、桜田宏弘前市長が式辞を尾崎寿一弘前市議会議長が祝辞を述べたほか、新成人を代表して齊藤凛璃(りり)さんが「二十歳の宣誓」をした。そのほか祝演として、弘前市吹奏楽団がメドレー曲を披露。新成人4人が演奏者として参加した。
今年度の新成人の中には、東奥義塾高校を卒業し読売ジャイアンツの育成選手として入団した中田歩夢(あゆむ)さんや柴田学園高校出身でU17日本代表にも選出された佐々木杏花(きょうか)さんがいた。中田さんは「青森の子どもたちに夢を与えられるような大人になりたい」と話し、佐々木さんは「実業団などで活躍できる選手になりたい」と意気込む。
式典終了後、弘前市民会館前では旧友との再会を喜び合う姿が多くあったほか、成人式としては初めてキッチンカーの出店もあった。