「音蔵こみせん」(青森県黒石市)で12月20日、「くろいしキャンドルナイト2014」が行われる。主催は「津軽アーティスト集団 音蔵家族」。
すべて手作りで作業をする「くろいしキャンドルナイト2014」。蔵の中をキャンドルの明かりで照らす
夏至と冬至の夜に電気を消してろうそくの明かりだけで過ごす同イベント。全国的に開催を呼び掛けている「100万人のキャンドルイベント」の賛同イベントとして開く。
会場の「音蔵こみせん」は昭和初期に造られた土蔵。隣接する鳴海醸造店の酒米を保管する蔵として使われていたが、2003年に多目的ホールとして改装した。「音蔵家族」の中田純禎さんは「蔵の中で行うキャンドルナイトは全国的に珍しいのでは」と話す。
イベントでは、普段蔵内に展示しているねぷた絵を取り外し、雰囲気を一新。「北欧の冬」をイメージした装飾に挑戦するという。重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「こみせ通り」の木造のアーケードも明かりで照らす。
当日はオリジナルキャンドルを作るワークショップのほか、市内の飲食店3店がオリジナルフードやドリンク販売コーナーを設置。青森を中心に活動するアフリカンバンド「MUGEN∞SANKOLO」、地元在住のシンガー・ソングライター鳴海徹朗さんなど全4組のアーティストがライブ演奏を披露する。
現在、開催に向け急ピッチで作業を進める主催メンバーたちは「キャンドルの明かりのもと、まったりとしたスローなひと時を過ごしてほしい」と来場を呼び掛ける。
17時開場。入場料=500円。小学生以下無料。