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自治体が婚活をサポート!「ひろさき広域出愛サポートセンター」って何?

提供:弘前市 制作:弘前経済新聞編集部

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「ひろさき広域出愛サポートセンター」は弘前圏域8市町村(弘前市、黒石市、平川市、藤崎町、板柳町、大鰐町、田舎館村、西目屋村)が設置する婚活支援のセンターで、弘前圏域8市町村に居住もしくは結婚後に居住する意志がある人を対象にしています。2014(平成26)年に弘前市が出愛サポートセンターを開設し、2017(平成29)年度から8市町村での広域連携を開始しました。これまでに32組の成婚実績があり、現在の会員登録者数は297人(2022年1月末)。どういった取り組みなのか、実際に成婚したカップルや婚活をサポートする「出愛サポーター」にお話を聞いてみました。

交際9カ月で結婚した夫婦

「ひろさき広域出愛サポートセンター」の利用には登録が必要で、弘前駅近くの複合商業施設「ヒロロ」3階「ヒロロスクエア」内にある事務局で行います。登録は身分証などを提示し、情報は事務局が管理。会員登録した人のみ会員の情報を閲覧することができ、登録手続きは本人からのみ受け付けています。会員登録やプロフィールの閲覧は無料。ハードルが高いように感じるかもしれませんが、登録自体は簡単で、しっかりとした情報管理があるため、不安や心配を感じることはありません。また、初めて2人が会う際は「出愛サポーター」と呼ばれるボランティアが同席し、2人の出会いをサポートします。

ヒロロ3階にある「ひろさき広域出愛サポートセンター」

「ひろさき広域出愛サポートセンター」を活用し、2018(平成30)年3月に知り合い、同年12月に結婚したタケシさん(仮)とユミコさん(仮)。2人は共に弘前出身で、現在も弘前在住です。2人は高校卒業後に就職しました。タケシさんは45歳でユミコさんが36歳。2021(令和3)年には子どもが産まれ、幸せな結婚生活を送っています。2人が結婚に至ったお話を聞いてみました。

タケシさん(左)とユミコさん(右)。2人の間にいるのは昨年生まれた子ども

タケシさんは現在、団体職員。前職は接客業で、40歳を機に転職しました。「ひろさき広域出愛サポートセンター」には当初、知り合いに勧められて登録しただけで、強く結婚を意識していたわけではなかったようです。タケシさんは「仕事柄、前職では女性を紹介していただくことは多かったですが、結婚に結びつくことはなく、結婚を次第に諦めるようになっていました」と振り返ります。

事務職員として働くユミコさんは、結婚願望があり、合コンへ参加したりマッチングアプリを利用したり出会いに積極的でした。「相手の男性と2人だけで会う機会も何度かはありましたが、交際には至っていません。私が合コンの場で知り合う男性は、容姿の良し悪しを気にすることが多い印象でした。私はそこまで自信があるわけではないので、と諦めている部分がありました」とユミコさん。

2人を引き合わせたのは出愛サポーターでした。タケシさんによると、登録してすぐに出愛サポーターから会わせたい人がいると連絡があったそうです。その相手がユミコさんでした。2人は初めからお互いに好印象で、交際はすぐにスタートしました。当時のことを2人はこう振り返ります。

交際9カ月で結婚したタケシさんとユミコさん

「結婚が前提というお付き合いだと思っていたので、交際はしやすかったです。私はお酒やタバコが苦手で女性とのコミュニケーションが得意でないこともあり、これまでなかなか交際に発展することがありませんでした。結婚を希望する人が登録するサポートセンターで知り合った彼女であれば、断られない限り結婚までいけるということだと思って交際していました」(タケシさん)
「私はどちらかというとおしゃべりで誰とでも打ち解け合えるタイプです。2人だけで会えるのであれば良い印象を持たれるかなと思って、タケシさんとはうまく交際することができました。でも実は正式に交際を申し込まれたことがなく、『結婚しよう』が最初でした。あ、私たち付き合ってたんだってなりました(笑)」(ユミコさん)

2人は結婚を決め、お互いの家族に報告しました。タケシさんの親はとても驚いたと言います。「親は私の結婚を諦めていたようで、たいへん喜んでくれました」とタケシさん。ユミコさんの家族もタケシさんとの結婚を喜んでくれました。ユミコさんは「タケシさんは真面目で信頼できると結婚を認めてくれました。うれしかったです」と話します。

出会いを支える出愛サポーター

出愛サポーターは2人が最初に出会う場づくりのほか、2人の交際をサポートする住民ボランティアです。現在は52人が登録し、30代~80代までさまざま。男性も女性も登録しています。出愛サポーターの斉藤史満子さんは、会社で事務職として働いており、夫と娘がいる母です。出愛サポーターに登録しようと思ったきっかけは家族の活動が背景にあったそう。「夫は地域活動や町会の活動に参加するようになり、娘は資格を取得し、ボランティア活動を始めました。私は資格や特技があるわけではないですが、夫と娘がしているように何か人の助けになるような活動をしたいと考え、たまたま見つけたのが出愛サポーターでした」と斉藤さん。

出愛サポーターの斉藤さん

斉藤さんが最初に出会わせたのは、結婚したいと話をしていた男性とサポートセンターに登録していた会員女性でした。出愛サポーターであれば非会員と会員とを引き会わせることもできます。斉藤さんは「その男性に、いい人がいるよと相性が良さそうな会員女性を紹介しました。出会わせた2人は交際には至らなかったのですが、こういった出会いをサポートするお手伝いは私にはできると思いました」と話します。

その後、斉藤さんは積極的に登録を呼びかけたり、人を紹介したりと出愛サポーターとしての活動を本格化します。サポートで成婚に結びついた夫婦は2組。出会いをサポートした男女は30組以上います。斉藤さんは「いいと思っていた2人でも続かなかったり、逆に合わないと思っていた2人が続いたり、人のご縁は『タイミング』。会ってみないとわからないものなんだと思います」と話します。

サポートセンターで会員情報を閲覧し、会いたい相手を探します

婚活するさまざまな人たちを見てきた斉藤さん。「人それぞれに事情はもちろんありますが、相手に求める理想が高すぎたり、マイナス部分を気にしすぎたり、自分から出会いをなくすようなことはもったいないなと思います。出愛サポートセンターは私がいうのもおかしいかもしれませんが、よくできた仕組みです。まずは利用してみて、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか」と斉藤さん。

婚活支援としてセミナーやイベントも開催

弘前圏域8市町村では、まちあるきや収穫体験、アウトドアからパーティタイプなど、多様な婚活イベントを毎年開催しています。婚活イベントだけでなく、講師を招いてさまざまなテーマで「魅力アップセミナー」も開催。男女別々のセミナーを行い、今後の出会いに備えた魅力向上のきっかけ作りをサポートしています。

イベントの様子。西目屋村で行ったラフティング体験

セミナーの様子。さまざまなテーマで婚活をサポート

実際の登録者からは「日常生活ではなかなか出会いが無くても、センターに登録して積極的にお見合いをしてみたことで、たくさんの方と出会うことができました」「お見合い時に、サポーターの方が付き添ってくれることは、安心感があって良かったです」といったアンケート結果も。

未来をともに歩むパートナーがいれば、もっと豊かな人生があるかもしれません。独身男女の婚活を応援する「ひろさき広域出愛サポートセンター」。センターで新しい出会いを探してみませんか。

サポートセンターから

当センターの特徴は、行政の直営という安心感や、ボランティアで婚活を応援していただいている出愛サポーターにあります。近年、マッチングアプリなどでの婚活も主流になってきていますが、初めてお会いする際に出愛サポーターがいることは、とても心強いものに感じていただけるのではないでしょうか。もちろん、婚活にはセンター以外にも多くの選択肢があります。安心感や便利さ、利用料金などそれぞれの特徴を見極め、ご自身に合った方法で活動し、結婚の希望を叶えていただきたいと思います。

また、サポートセンターでは、会員や出愛サポーターのほか、一緒に婚活を応援する団体や企業のボランティアも募集中です。

住所:

弘前市駅前町9番地20 ヒロロ3階「ヒロロスクエア」内

営業:

(火)~(土) 10時~19時 ※完全予約制

定休日:

日曜・月曜・祝日、年末年始

電話:

0172-35-1123

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