弘前公園上空で4月20日、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の事前訓練飛行が行われた。
4月21日に開幕する「弘前さくらまつり」に合わせて展示飛行を行うブルーインパルス。弘前での飛行は初となり、20日に行われた事前訓練飛行では全9演目を披露した。
13時20分ごろに始まった事前訓練飛行は弘前公園の北・亀の甲門から南・追手門へ抜ける「ポイントスター」の演目でスタート。その後、「ピラミッド」「リーダーズベネフィット」「デルタ360」などの演目を披露し、6つの円を描く「サクラ」は弘前市街の上空で展開した。
国土交通省の航空情報「NOTAM(ノータム)」によると、展示飛行は北緯40度36分、東経140度28分(弘前城本丸の曳家前の位置)を中心とする半径約15キロで行われ、下限高度は海抜460メートル、上限高度は海抜1830メートルと申請されている。
ネット上では職場や学校から見たという投稿が相次ぎ、「かっこよかった」「初めて見た」などとあった。無料開放されている弘前市役所の屋上から見たという40代女性は「ブルーインパルスの動きが広く見渡せていい場所だった」と話す。仙台からブルーインパルスの撮影で訪れたという50代男性は「明日も晴れの予報なので、本番が今から楽しみ」と笑顔を見せる。
同日11時ごろからは、同園二の丸内の大枝垂れ付近でブルーインパルスパイロットがパンフレットを配布する予定。部数限定。
展示飛行は10時25分~11時5分。