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青森・平川で市民新聞 市民自らが取材、全世帯配布

ひらかわ市民新聞

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 青森・平川で2月1日、平川市民による新聞「ひらかわ市民新聞」が発行された。

全9回にわたって開かれた市民記者養成講座

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 平川市民が平川に関わることを取材し、作成した同新聞。平川市教育委員会が昨年7月から9回にわたって市民記者養成講座を主催し、取材の仕方や記事の書き方、写真の撮り方などを公募で集まった市民15人らが学び、新聞とした。

 講師は地域新聞「いつ・もの・こと目屋新聞」や弘前経済新聞などを手掛けるライターの工藤健さん。「市民自らが取材して記事にすることで、平川の魅力をその土地の住民が改めて発見する機会になれば」と話す。

 新聞はタブロイドD3判サイズで全4ページ。1面では津軽地方を舞台にした日仏合作映画「泳ぎすぎた夜」に主演し、平川在住の小学生・古川鳳羅(こがわ・たから)君を家族とともに掲載。平川のグルメや温泉、平川出身で、県内外で活動する若者や農家蔵の建築様式を掘り下げたほか、平川の今と昔を紹介するといった記事となっている。

 2月16日に行われた平川市民記者認定式では、平川市教育委員会生涯学習課長の齋藤茂樹さんが「来年度も継続して発行していく予定なので、今後も平川の魅力を発信してほしい」とあいさつし、認定書を市民記者らに授与した。

 市民記者となった小野勝也さんは「取材した話を文章にまとめ、記事をする難しさを知ることで新聞をより深く読めるようになった。約3万人いる平川市民が書けば、3万通りの記事になる。より多くの市民を取材して、『捨てずに引き出しにしまってくれる新聞』にしていきたい」と笑顔を見せる。

 新聞は回覧板として平川市内の全世帯に配布。公共施設や同市の店舗などで手に入れられることができるほか、平川市のホームページからも確認できる。

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