青森・田舎館と弘前で2月9日、未踏の雪上に模様を描く「スノーアート」が一般公開された。
スノーシューで歩いた足跡で模様や図柄を雪上に描くスノーアート。スノーアーティストでイギリス人のサイモン・ベックさんが2016年と2017年に田舎館の第2田んぼアート会場(田舎館村高樋)で、冬の田んぼアート会場の利活用として、スノーアートを描いた。
今年は、サイモンさんの指導を受け、スノーアートの技術を得た地元のスノーアーティスト集団「It's OK.」が担当した。同会場だけでなく、はるか夢球場(弘前市豊田)でもスノーアートを描いた。
田舎館の会場(縦70メートル、横160メートルの広さ)では11人が7時間かけて雪を踏み固めた。9日の初日は、製作の過程を公開。同集団の鈴木勝さんによると、図柄は中央に雪の結晶と星をモチーフにした模様と両サイドに田舎館式土器を模した図柄を配置しているという。
鈴木さんは「スノーアートは天気に左右されやすいが、会期中はしっかり見られるような状態にしておきたい。生のスノーアートを見てほしい」と呼びかける。「実は、サイモンさんはまだこのスノーアートを見ていない。早く見てほしい」と笑顔も見せる。
両会場ともに観覧時間は10時~21時。ライトアップは17時~21時。田舎館の入場料は大人=300円、小学生=100円(未就学児無料)。はるか夢球場は無料。今月12日まで。