弘前市役所(弘前市上白銀町)内に10月24日、アンテナショップ「hug work(ハグワーク)」がオープンした。
市内9カ所の事業所で働く障がい者たちが作った加工品や工芸品を販売する同店。火曜と木曜のみ各事業所が持ち回りで営業する。名前の「hug」は弘前(hirosaki)、普遍的(universal)、贈り物・才能(gift)の頭文字から。英語の「愛情をもって抱きしめる(hug)」や「育(はぐく)む」といった思いも背景にある。
出店場所となる同市役所の前川新館1階には、コンセプトの「成長する木」をモチーフにした専用の移動式売店を設置する。制作したのは木村木品製作所(千年)で、デザインを担当したのは弘前市の地域おこし協力隊の赤木栄三さん。
過去3回の出店ではパンや野菜、木工製品などを販売した。企画した同市健康福祉部福祉政策課の佐藤龍太さんは「障がい者の就労支援が大きな目的。障がい者の活動を多くの人たちに理解してもらいたい」と話す。
営業時間は10時~15時(商品売り切れ次第終了)。