青森の自然と自転車に乗る楽しさを広く知ってもらおうと「岩木山一周ファンライド」が8月24日、開催される。
岩木山は標高1625メートルの独立峰で、裾野がなだらかに広がっている様子が富士山に似ていることもあり「津軽富士」と呼ばれる。山頂が三峰に分かれているため見る角度によっては岩木山がさまざまな形になり、津軽に住む人々は自分の好きな角度があるといわれている。
同イベント実行委員会の一戸圭介さんは岩木山の8合目までの自動車道を自転車で上るサイクリングイベント「チャレンジヒルクライム岩木山」の実行委員も務める。今回のイベントはレースではなく、自転車に乗る楽しさに触れてほしいと企画した。「敷居を下げることで新しいライダーを創出できれば」と意気込む。
当日は岩木山の伝統行事「お山参詣」と重なり交通規制があるため、岩木神社を迂回(うかい)するコースを予定している。「迂回することで岩木山総合公園横にある木のトンネルやリンゴ畑の景色が楽しめるコースになっている」とも。「高低差があるので景色を楽しむ余裕がないかもしれないが、ほぼ360度見ることができる岩木山を参加者には堪能してほしい」と話す。
コースは全行程70キロ。親子での参加も可能で、「親子弥生コース」は32キロ。参加者は原則ヘルメット着用で、汗が乾きやすい化繊素材の服で参加してほしいと同実行委員会は呼び掛ける。初心者でも楽しんでもらえるようなサポート体制は充実させるという。
参加費は、大人=2,000円、子ども=1,000円。締め切りは8月4日。申し込みは「ポみっと!チケット」から。問い合わせは南地域県民局地域連携部内の同委員会(TEL 0172-32-2407)まで。