「津軽おのえ温泉 福家」(平川市新屋町道ノ下、TEL 0172-55-0200)が現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で「青い雑穀米」の商品化プロジェクトを進めている。
店主の水口清人さんによると、「青森だから青い雑穀米を作ろう」と冗談のような話から始まったという同プロジェクト。9月14日から商品開発のための資金支援を募ったところ、2時間で目標金額の20万円を達成。現在は目標金額の300%以上となる62万円が集まっている。
青森県産の「もちきび」と「たかきび」、乾燥まいたけや津軽地域の在来種「毛豆」を入れ、食用の青森産藍とタイ産のアンチャン(バタフライピー)を配合して青くする。水口さんは「青い雑穀米はおそらく世界初なのでは」と自信を見せる。
「温泉だけの事業では限界がある。国内だけでなく世界をターゲットにした挑戦が必要だった」と水口さん。今年4月からネットショップを開設し、青森県産にこだわった商品を販売。中でも雑穀米「あおもり七福神雑穀」は2カ月で約1000個も売れるヒット商品となり、話題作りのために同商品の開発に至った。
「当初は青くすれば食欲も減り、ダイエットにつながると考えていたが、キャラ弁当やデコレーションといった食事を楽しくする方法として食べていただけそうだ。どちらにしても青森が話題となってもらえるならうれしい」とも。
今後について、水口さんは「青い雑穀米は11月以降、リターン品として支援者に発送後、商品として売り出し、青森を発信していきたい」と意欲を見せる。
支援締め切りは10月31日まで。