弘南鉄道(青森県平川市)が9月7日、開業90周年を記念して平賀駅構内に停車中の車両内で「写真パネル展」を開催した。
同社と主催する平川市教育委員会が所有する写真72点と駅名標や過去の切符などの関連資料約30点を2両のイベント車両に展示する同企画。展示写真には、1940(昭和15)年に撮影された客貨混合列車や初めて公開する写真も用意する。
弘南鉄道は1926(大正15)年に設立し、1927(昭和2)年9月7日に弘前~津軽尾上間を開業した。現在は大鰐線と弘南線の鉄道路線を運営。同社が所有するラッセル車は現役の除雪車として使われているほか、東京急行電鉄から譲渡を受けた車両・東急7000系が現在も使われているため、足繁く通う鉄道ファンもいる。
同社は9月1日に90周年を記念したロゴを発表し、車両のヘッドマークとして提出。9月7日から90周年に合わせた2018年のカレンダーを販売している。カレンダーに使った13点の鉄道写真は、今年4月から6月までに公募で集まった187点の中から選んだ。販売場所は弘南線弘前駅、平賀駅、黒石駅と大鰐線大鰐駅、中央弘前駅。価格は1,000円。
平川市教育委員会の担当者は「ご年配の方には昔を振り返ってもらえるように、若い人たちには過去の歴史を知ってもらうために多くの人たちに見てもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は9時~16時。観覧無料。9月18日・21日休。10月29日まで。