青森・弘前のご当地アイドル「りんご娘」の新曲「アメノチヒカリ」が、8月28日付けオリコン週間インディーズシングルの10位にランクインした。
新曲「アメノチヒカリ」のジャケット写真は弘前公園外堀で撮影された
「りんご娘」は2000年に結成。音楽・芸能活動を通した地元青森からの情報発信と、エンターテイメントで地域を元気づけることが当初からの目標としている。メンバーの名前は全員がリンゴの品種名で、現在は「とき」さん、「王林(おうりん)」さん、「ジョナゴールド」さん、「彩香(さいか)」さんの4人で活動している。
県内外にとどまらず国外でのイベント出演や弘前りんごPR活動などを行う中で、これまで17枚のオリジナルシングル曲をリリース。8月15日にリリースした同曲の作詞作曲は、AKB48やももいろクローバーZなどの楽曲を手掛けたことがある多田慎也さん。ミュージックビデオは弘前を舞台に地元クリエーターらと制作した。
今回の結果についてリーダーの王林さんは「私たちの力ではなく、応援してくださる皆さんの思いがランキングに反映された」と感謝の気持ちを語る。トップ10入りはグループ結成以来初となったが、「満足はしていない」と王林さん。「リリースイベントで各地を回ったが、私たちの認知度の低さを改めて目の当たりにした。青森をPRするためにも、まずは自分たちで足を運び、知ってもらうことが大事」と話す。
プロデューサーでリンゴミュージックの樋川新一さんは「彼女たちが県外で活動することは、青森の活性化にもつながる。結成当初から思いは同じで、りんご娘をきっかけに青森への観光、リンゴの消費量が増えるなど、最終的には経済効果をもたらす存在を目指したい」と意欲を見せる。